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教授ゴルギアス

地方大学教授のぼやき.なおこの物語は事実に基づくフィクションである.

カテゴリー「アジア編」の記事一覧

老酒

朝はタクシーには乗らずに地下鉄に移動.

地下鉄でもセキュリティーチェックはある.

そこで,キャリーバックに入れた老酒が引っかかってしまった.

これはアビアさんから昨日頂いたもの.

公安が取り上げるという.

人民たちは地下鉄で買い物できない仕組みになっているのか・・・.

「まあ,しゃあないか」と諦めていたら,毛文竜君が現れて公安と何か話している.

地下鉄に乗らずにタクシーなら空港まで運べるというのである.

そこで,同じく老酒を頂いたチャラ君と中国語ぺらぺらの毛文竜君とともに地上に出てタクシーを拾う.

タクシーはぼったくらなかった.

チップをあげておいた.

空港に着いてしまえば,キャリーバッグは預ければいいので,老酒は取り上げられることはない.


飛行機は1時間遅れて離陸.

日本の空港のベルトコンベアで荷物を拾い終わったところで解散した.



家で早速老酒を頂く.

50度を超えるアルコール度数.

チビチビとなめるように飲んだ.

お腹の中でまだ中華の辛さが暴れている感じで,それを殺菌する老酒.

・・・.

疲れはあまり取れないまま,明日からは大学だ.

・・.


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足腰砕ける接待戦術

翌日は商談.

今日はBilly先生の発表があるが,その督戦は学生たちに任せることとした.

・・・.

この日に会わせて,日本から起業した卒業生ちゃらくんがやってきた.

中国でやはり起業しているアビアさんとで提携して進めることとしたのだ.

この日は日本で言う大安吉日のような日で,結婚式でホテルは占領された.

よってホテルでのミーティングは無理.

少し予定を早めて,地元で有名というお店にご案内くださった.

料理を注文して届く間に商談を行う.

少し落ち着いたあたりで,食べきれないほどの料理が運ばれてくる.

これが中華式もてなしだとおっしゃる.

でお腹が一杯になったところで会社の事務所を訪問.

まだ,移転したての新しさがある.

が,チャラ君は冷めた目で観察していて,アビアさんにニコニコとは対応するものの,腹に一物ありそうである.

経営者だな.

・・・.


その後,近くの景勝地に案内してくださった.

いい天気で,PM2.5も黄砂も飛んでいない様子.

彼方まで見渡すことができた.

そこでも景色を見ながら商談が進んでいく.

このあたりからはチャラ君がメインである.

私は技術部門なので・・.


いずれにしても,教え子とタッグを組んで,海外にまで来て,商談ができるとは.

こんなにうれしいことはない.



・・・.


その後はチャラ君が買い物をしたいというので,巨大メガショッピングモールに連れて行って頂いた.

店員が日本の4,5倍いて,手提げ袋はすべてチェックされた.

さすが,人海戦術.


夕刻には戻りたかったのであるが,どうしてもということで,夕食もご一緒してしまった.

さすがにあまりに心苦しかったので,夕食だけは出させていただいた.

その後は地下鉄で帰ろうとしたものの,許していただけず,ホテルまで送ってくださった.

うーん,足腰砕ける接待戦術.

・・・・・.


ホテルに戻ってからはしばし,反省会.

秘密の計画を立てていく.


が,私はすでに疲れてしまっている.

まだ若いチャラ君はぴんぴんしていて,オリーブさんとBilly先生を伴って,夜のネオン街に消えていった.

・・・・.


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ジロウ先生,拍手コメント,ありがとうございます.疲弊の原因が学生なら,いやして元気づけてくれるのも学生.さすがです!

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赤恥の戦い

ホテルにジムがあるというので行ってみた。

私がいつも行っているジムの3倍ほどの設備がある。

が、私一人しかいない。

それで1時間半ほど汗を流して、ホテル内の会場に向かう。


今日はずっと座長、そして学生の発表がある。

まず、ドクターの発表であるが、素晴らしかった。

質問も難なく切り抜けてくれた。

2つめの質問には声を上げたくてたまらなかったが、我慢した。

・・・・。

つぎにオリーブさんの発表。

これがひどかった。

まず、禁止している原稿丸読。

・・・・。

そ・れ・だ・け・な・ら・ば・ま・だ・い・い・が!

原稿丸読みのため、しゃべっている内容と投影されているPPTがずれている。

・・・・。

そ・れ・だ・け・な・ら・ば・ま・だ・い・い・が!

それに気がつくとニヤリと笑うのみで、訂正や謝りもしない。

・・・。

質問は当然まともに答えられるはずもなく、非常に馬鹿にされたような質問もされたが、本人は気がつかない。

さすがに手を上げて抗弁しようと思ったが、プレゼンがあれだけひどければ、足掻くほど見苦しい。

で、ニヤニヤと笑いながら席に戻っていった。

・・・。

もう少しましな学生かと思っていた。

期待して、国際会議に3回も連れてきたのは無駄だったのだ。

赤恥である。

・・・。

ジムに行かずに直前に見ればよかったと後悔したが、彼女は昼にならないと来ないので、起きていなかったかもしれない。

・・・・。


バートくんの発表では、ついに我慢できずに質問に答えてしまった。

ずれた質問であるのに、あたかも自分が悪いかのように認めてしまっているからである。

バートくんのプレゼンはカンペはおいてあるもののそれは保険。

丸読みではない。

オリーブさんの発表で機嫌を損ねていたせいもあって、質問者を圧迫してしまったかもしれない。

ちょっと反省。

・・・。


毛文竜君の発表は意外にもよかった。

彼は本番に実力を発揮するタイプなのかもしれない。

ただ2つめの質問で即身成仏しそうになったので、ここは助けておいた。

できるだけ心を落ち着けて質問者を圧迫しないように。

・・・・。


赤恥の戦いであった。

・・・。


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中国へ

中国の国際会議へ。

近いからいいやという油断もあって、学生を4人もつれてきてしまった。

Billy先生も同行。

・・・。

空港までの新幹線では後ろのおばちゃんがずっとうるさくて、耳栓をして仕事しながら移動した。

飛行機では後ろのイギリス選手団のような人たちがうるさくて、耳栓して、ボーとして移動した。

・・・。


空港では白タクが声をかけてくる。

それで正規のタクシー乗り場に向かうと、

「こんなところで待っていてもタクシーなんてこないアルネ」

と抜かしやがる。

・・・・。

それで、本当に来ない・・・。

・・・。

それで、タクシーはあきらめて、地下鉄で移動した。

空港内では地下鉄への道はふさがれており、今日は休みという偽装のような雰囲気。

白タクと結託しているのか・・。

それで、外に出てしばらく歩くと、地下鉄への道はきちんと開通していた。

この間、ネイティブの毛文竜君は期待外れであった。

・・・・。


地下鉄から出たところで、毛文竜君の本領が発揮されるか期待したが、道行く人に彼が道を尋ねてもみんな、分からないと首を振るばかり。

結局、Billy先生の持参した地図で、彼に引率していただいた。

ありがたし。


夜はWelcomeレセプション。

たまたま同席したO大の先生は初対面であったが、様々な蘊蓄を含んだこの地方や中国についての解説を聞かせてくれた。

しかし外に出て、見物という気分にはならないなぁ。

いつも使っているGoogleマップやカレンダにも、大学のメールシステムにもあまりうまくアクセスできない。

空気は汚いし、不便だし、人は多い。

食べ物でおなかの調子が悪くなるのは時間の問題のような気もする。

・・・。


早く仕事終わらせて帰りたい。

・・・。


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瑞樹さん、拍手コメント、ありがとうございました。タックルは仮面ライダーストロンガーに登場したテントウムシ型の女性ライダーです。

・・・・。

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脱出

朝のタクシーの予約は神敬介君とオリーブさんの宿題にしてみた。

予約してくれたようである

が、少々不安なので、朝食後に確認をしてみることにした。

フロントに確認に並んでいるといつの間にやら神敬介君が傍らから居なくなっている。

・・・・。

案の定、予約の部屋番号を聞かれるが、神敬介君の部屋番号は覚えてない

エレベータあたりでプラプラとしている神敬介君を呼びつけて、部屋番号を聞く。

「中国人みたいに大声で呼ばないでくださいよ。」

と彼から注意を受けた。

・・・・・。


タクシーは時間前にやって来たが、フロントの人になにやら言っている。

その人は英語ができないフロントで、我々に何かを伝えようとしているが、何を言っているのか分からない。

それで、フロントに行き、英語ができる人を探し出して尋ねてみると、

行き先は何番ターミナルか?

と言うことだけであった。

・・・。

簡単な中国語ぐらいは理解できるようにしてから来いという態度である。

・・・・。


私は100元ちょっとしか持ち金がなかったので、タクシー代が足りないようなら神君たちにも払ってもらおうと思っていたが、何とか払うことができた。

タクシー代は91元であった。

20元足してチップとして渡して、チェックインカウンターへ。


チェックインと出国手続きはスムーズであった。

飛行機の出発までしばらくあったので、待合室の中国人の怒声飛び交う環境で溜まりに溜まったメール処理仕事に専念する。

#ああラウンジに行きたい・・・

・・・。


飛行機は人民たちで満席。

日本人は我々だけである。

ここから金浦空港に向かい、そこから仁川空港に移動してから、日本に帰るルートである。

韓国では4時間ぐらい待ち時間があるから移動を考えても余裕だな・・。

と思っていた

が、飛行機は2時間近く遅れて金浦空港に到着・・。

金浦では入国審査を受けなければいけない

長い列に並んでやっと自分の順番に来たと思ったら、入国カードを書けという・・・。

それで、入国カードを取りに行き、再び長い列に並んで入国手続きをした。

途中で

「やっぱり入国カードがいるんだったんだ・・・」

とぼやくと、

「そんなん、知りませんよ!」

と私に切れる神敬介君に怒りがこみ上げてきたが、我慢した。

10年前の私であれば目の前にあったテーブルを蹴り上げて、公安に取り押さえられていたことであろう。

・・・・・。


何とか韓国に入国できたものの、仁川空港に移動しなければいけない。

神敬介君が

バスの時間を調べてきます

とのんきなことを言っているので、

バスだと間に合わないからタクシーで行こう!タクシー乗り場を確認しておいてください。金を下ろしてくる!

とATMで10万ウォンほどおろして戻ると、神敬介君たちと怪しげなオッサンとの間で交渉が成立しているようだ。

ここで再び白タクだ。

・・・・。

が、値段を聞くと中国ほどひどくはない

片言の日本語と英語ができる運転手なので、一般タクシーの荒い運転で仁川にすっ飛びたいのを我慢して、仁川の飛行機の時間を伝え、間に合うようにお願いした。

・・・。

途中、この運転手は

「安部は韓国と戦争をしたいのか?」

というバカな質問をしてきたので、そんな質問には熱くならずに、窓から見える景色の話に切り替えた。

10年前の私ならここで論争をして、仁川とは全く関係ない場所でタクシーから下ろされて帰国できなかったことであろう。

・・・・。

#中国よりも韓国の方が反日感情が高いんだな。

#韓国メディアの影響だろうか・・

・・・・。


仁川の出発ゲートに着いたのは搭乗開始時間ギリギリ・・・。

その反日感情の現れか1/3程度しか席が埋まっていなかった。

よって広々と座って、CAさんたちのきめ細やかなサービスに帰国感を感じる。



神敬介君たちとは新幹線の駅でお別れ。

私はEX-ICを使っているが、彼らはみどりの窓口に並んで、乗る新幹線も異なるためだ。

神敬介君たちは

「私は切符を買うのでこれで」

と去って行った。


おそらく私が彼の立場なら丁寧に礼を言うであろう。

ちょっとイラッときたが、空腹のせいだろうと思い、弁当を購入して、新幹線の中で忌々しい思い出の数々を忘れることにした。

もう少し怒るべきときには怒っても良いような気がする・・・。

年だな・・・。

・・・・・。


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プロフィール

HN:
Gorgias
性別:
男性
職業:
自然科学者
趣味:
歴史
自己紹介:
ある地方大学にて教員をしています
自然科学者ですが,趣味は歴史です
とはいえ,趣味はほとんど封印
雑用以外は研究に没頭する日々です...

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