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教授ゴルギアス

地方大学教授のぼやき.なおこの物語は事実に基づくフィクションである.

カテゴリー「研究室の出来事」の記事一覧

「いや・・習ってないです」

学生と話をしていて、基本的な原理を知っているものとして話をしていると、

「いや・・・習ってないです」

といわれ、そこで話の進行が頓挫してしまうことが多い。

「習ってないから分かりません」は企業時代にも新人君からよく聞いた言葉である。

この手の学生さんは指示待ちで、次にどう手を打っていけばいいかの案すら持っていないというか、考えようとしない場合が多い。

何をすればいいのか分からないのだという。

何をすればいいのか?

そんなときは先行研究の論文を調べればいいのである。

教授からもらった一報の論文にこだわる必要はない。

くみちゃん、研究、研究

え?研究の進め方が分からなくて集中できない?

ダメウーマン

じゃあ質問です!

味のしなくなったガムをいつまでも、いつまでも、噛み続けますか?

「・・・新しいガム、食べたくない?♡」

論文はガムと一緒!

味がしなくなったら、また新しいガムを食べればいい!

・・・だって、地球上に大学生は何人いると思っているの?
「・・・1億8千。」


「・・・さあ、検索。」
・・・・・。


まあ、学生より研究者の方が論文書いているんだけどね。

#それじゃダメじゃん

・・・。


で、論文検索は、「論文の検索の仕方」で検索すると、検索の仕方がたくさん出てくるから、ここでは敢えて書かない。

先行研究で当たってからとりあえずその模倣から始めてみるのがよい。

自分の手法といずれ比較する必要が出てくる。

追試ができない論文は基本的には落とされている。

追っていきながら、自分の研究のオリジナリティを再確認していく。

それで分からない基礎的な部分は教科書にあたる。

で、ある程度まで行くと壁にぶつかる。

もしくは前が開けて、新しい発見があるかもしれない。

そこでやっと教授や先輩たちとの議論である。

期待しております。


いつも応援,ありがとうございます.

拍手ありがとうございました.

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拍手[7回]

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入学希望者との対話

階段を駆け上がったので,汗をかいた.

体をボディペーパーで拭いているとノックの音がする.

いかにも間が悪い.

間の悪さというのは当人の罪ではないが,これも実力のうちではないかとも思ったりもする.

間やタイミングの取り方を武術で練習するうちに,間の良さも修得してゆく.

日々の生活の中でも修得できると信じている.

すると間の悪さも実力のうちと言うことだ.

日々の意識の問題だろう.

・・・.


4月に彼とは一度会っている.

ちょっと厳しいことも伝えたつもりである.

そこで受験までは入学金をアルバイトで稼ぎつつ,一つの覚悟として,

「研究準備の他にTOEICで少なくとも先生の驚くような点数をとってきます」

と宣言した.

少しばかり感心する.


その後,以前の指導教員と話してみると,研究室ではずっと株の取引をしてほとんど研究してなかったし,研究の不出来を少し注意すると逆ギレ気味であったという.

・・・・.


今回は席に着くなり,剣先を制することにして,

「TOEICで驚くような点数は取れたんですか?」

と聞いてみた.

「いえ,無理でした」

逆の意味で驚くような点数のようである.

・・・・.


「それでは論文も書けないし,国際会議の発表も厳しいのではないですか?」

と聞くと,

「いや,易しいジャーナルがあるんじゃないですか?国際会議も厳しくないのがありますよね.」

という.

・・・・.


「うむ・・・,やっぱり厳しいのでは・・」

と言いかけると,

「いえ,私はもう入学するつもりで引っ越してきているんだから,困ります」

「それは勝手な都合でしょう」

と返すとやっと沈黙した.

・・・


こんな感じでも定員不足であると受け入れて,研究者になってしまったものもいるんだろうか.

ポスドク問題の悪化につながりかねない.

これは教授の罪でもある.

世も終わりだ.

・・・.


なお,この物語は想像の世界の話です.


いつも応援,ありがとうございます.

ミーバー様,拍手コメントありがとうございます.

Cross様,美を競うことによって,利用価値のある研究者が自分の周りに集まってくると言うことなんですね.うーむ,やっぱり強かですね.世界は広いなあ.

拍手ありがとうございました.

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拍手[10回]

締め切りが止まらない.



連載ものはもうすぐ最終話.

1年も続いた.

もう連載は無理やな.

今回の内容はかなり時間がかかった.

周りの方々に感謝である.

...


企業との契約関係が今年度かなり遅れている.

それらの書類のやりとりもてんこ盛り.

例年にない遅れ.

・・・


大型予算の交付もかなり遅れている.

これも例年にない遅れ.


よって,プロジェクトは進まなければいけないものの,契約が遅れていて動けなかったり,お金がなくて動けなかったりする.

これはディレンマ.


国際会議の学生さんの添削も未だある.

この添削の段階であまりにひどいものは出さないことにしている.

それでも如何してもということで無理矢理出すのはかなりほねの折れることで,これだけ苦労して出しても,発表の方はかなり厳しい結果であったりする.

これで学生さんの成長が感じることができればそれでもいいのかもしれないが,そうでもない場合は虚無感を感じるのである.


査読の方もきちんと報告書を書いた.

今回の論文は厳しかった.

準備不十分としか言わざるを得ない.

というか,なめているな.

#いいすぎや

・・・.


それからH先生の訪問があった.

共同研究の打合せののち,地元料理を謳う店で,歓待もした.

この店は情報誌を見て予約したのであった.

が,申し訳ないことに今ひとつであった.

情報は足で稼がないといけない.


それから9月と10月の渡米の飛行機とホテルの予約.

このあたりはもう秘書さんに任せてしまいたいのだけど,予算や会場のアクセスなどのmin-max解を探すのはやはり自分がやった方が良い.

でも,今度任せてみようかな.


それから特任助教雇用のやりとりを事務としばらく行っていた.

8月と言うことで会議の集まりが悪く,こちらも頓挫しそうな感じであったが,執行部の方々は休み返上で頑張って頂いている様子.

なんとか前に進むことになった.

ありがたや.


てな事などがありました.

・・・.


お盆明けに査読と予算関係書類の締め切りが設定されており,それが終わったら,今度は原稿の締め切りがすぐにやってくる.

締め切りが止まらない.


いつも応援,ありがとうございます.

cross様,私のところはポスドクも教員も男ばかりで,先生のところのようなロマンティックな話はありません.海外は違いまんなー.

拍手ありがとうございました.

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拍手[6回]

青と赤のエクスタシー

皆,国際会議で発表したいという.

これはやる気のない学生が多い中で,

うん,なんとかしてやりたいな!

と思うことではある.


が,実際に国際会議に連れて行ってみると,発表はぼろぼろで,質問には全く答えられず,こちらをすがるような瞳で見つめてくる.

会場はその視線の先の私に注がれる・・・・・.,

”おまえが指導教員か!・・・ったく,なんとかしろよ.”

という無言の視線を一斉に向けてくる.

・・・

・・・・.



あかーーーん!

これでは日本国の評価が下がる一方ではないか.

・・・.


なんとかせにゃいかん.

学生さんをきちんと世界で戦えるレベルまで教育により押し上げてあげなければいけない.

とはいえ,朝の英語プチゼミには参加しないし,英文法講座にももちろん参加しない学生さんである..

さらには,大学が用意してくれたTOEIC講座にも,参加を呼びかけるが,そのメールにすら反応なし.

・・・・.


極限まで努力し,事に当たっているなら,結果はともかく非常に彼らのためになることだと思う.

そうではなくて,

「発表はダメでした.

・・・・・が,いろいろと未経験の観光地を行くことができました.」

という感想は期待してないって!


この最小限の努力で最大限の成果を求めるというmini-max指向の風潮には流石に辟易としてきている.

頑張って活躍しようという意思は認める.

しかし,それに伴う努力は必要なのだ.

いくら望んでも翼がなければ空は飛べないのである.

翼を手に入れてほしいのだ.

そのためには並以上の努力がいる.

・・・.


期待しております.

・・・・.


いつも応援,ありがとうございます.

ミーバー様,おつとめご苦労様です.

コメントなどでのお問い合わせの件,yoshi先生のご許可を頂きましたので,先生の研究室でのゼミの進め方をご紹介します.
「うちの研究室の報告会では、「M2とM1がローテーションで座長を務める」「誰かの報告が終わったら、座長はまずB4を当てる(先輩の後は意見を出しにくいだろうから、うちの研究室ではB4が意見を言える雰囲気を作るようにしています)」「B4の意見がひと通り出てディスカッションが終わったら、座長はB4以外を当てるように進行する」「1回の報告会で、全員が必ず1回は意見を言う」「座長は『進行係』だけではなくて、意見がまとまらないとき実験方針の方向性をまとめる努力をする」・・・というスタイルにしています。教員としては、「意見がなかなか出ないとき」や「実験方針の議論の方向性が間違っているとき」に意見を出すようにしています。このやり方だと、学生さんが自然に育つ気がします」
                      yoshi先生による拍手コメントより
拍手,ありがとうございます.

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拍手[4回]

盆休み前

朝一で原稿の校正の確認.

今日出しておかないとお盆休みで日本の機能が停止する.

午前の便で出すことができた.


特許の最終段階の問い合わせも来ている.

これは間に合わなかった.

宿題にする.

#すみません.


プロジェクトの問い合わせも来ているが,これはお盆明けに締め切りが設定されている.

なんてことだ.


そういえば,査読の締め切りもお盆明けだった.

なんてことだ.


あとはどういうわけか,国際会議のサイトを,私の方で対処しなければいけない.

担当者に当たっていた先生がごねてトンズラしてしまったためである.

これは秘書さんにも手伝ってもらってなんとか片付いた.

全く困ったものだ.

その先生からすればそういう仕事を自分に頼む困った連中だと我々を敵視しているんだろうけど・・・.

引き受けたからには責任を持ってほしいものだ.

みんなボランティアなのは同じなんだから.

・・・・.


他学科の学生さんの研究室見学もある.

なんだかやる気のない学生.

うちの研究室は第2希望だという.

少し安心.

研究内容を話しても,全く興味がわかない様子.

これは勘弁してほしいな.

指導教員から事前に訪問しておいた方が良いと言われてきたというようなことを言っていたけど,言われてから気づくようではちょっと厳しい.

何のために大学院に進学するのだろう.

・・・・.


それから国際会議のプレゼン資料の添削.

M1生で簡単な単語すら読めない学生さんがいて,これもかなり厳しい.

もちろん,この学生さんにも朝の英語プチゼミにも出るように薦めている.

が,プチゼミは彼女には少しレベルが相対的に高くなってしまったようだ.

継続している学生とそうでない学生の差は広がる.

「家で勉強します」といっていたが,その差はさらに広がる一方であろう.

今後はこの状態だと厳しいな.

今回も全員オーラルに採択されている.

しっかり準備して後悔のないようにしてほしい.


その後は宿題を整理して帰宅.

盆休みは宿題で明け暮れる予定.

・・・・.


皆様,良い休暇を!


いつも応援,ありがとうございます.

拍手,ありがとうございました.

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プロフィール

HN:
Gorgias
性別:
男性
職業:
自然科学者
趣味:
歴史
自己紹介:
ある地方大学にて教員をしています
自然科学者ですが,趣味は歴史です
とはいえ,趣味はほとんど封印
雑用以外は研究に没頭する日々です...

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