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教授ゴルギアス

地方大学教授のぼやき.なおこの物語は事実に基づくフィクションである.

カテゴリー「研究室の出来事」の記事一覧

集中講義

今年はG研究室に集中講義の講師招聘の権利が巡ってきた。

近年、経費節減ということで非常勤講師の費用が削減されている。

よって、第一戦で戦うライバルを招いて、その講義を聴く貴重な機会が失われ始めている。

我が田舎大学は幸いなことに、講師招聘の仕組みが残っている。

それで今回はK大のO教授という世界的権威に来て頂いた。

ガウスしかり、頭のいい人の講義は難しい。

凡人に天才の理解でお話しになるからである。

一番後ろの席で先生の邪魔にならないように気遣っていたわけだが、

「G先生、終了したら先生の部屋に行きますから・・・」

と暗に退出を促された。

うーーん、残念。

・・・・・。

まあ、確かに、逆の立場で、教授が聴講していたら気になるものなあ・・

と思い返し、部屋に戻ることにした。

学生さんが羨ましい。

・・・。


夕刻は郷土料理屋にご招待した。

きょうは運転手。

アルコールは我慢した。

旧帝大でも、というか、先駆的な大学であるほど、縛りが多くなり、さらに身動きができなくなる現実をお話しくださった。

うちはまだ大丈夫。

田舎で遅れているからか・・・。

これから大変になるなあ・・

・・・


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まず動け

午前中,学生と面談.

あまりに考えすぎ.

まずは動かないと.

確かに考えないと不安であろう.

限られた知識や経験が照らし出す道は少しだけど、勇気を持って前進していけば、次々と行く手が照らし出されていくものだ

真っ暗な表情だった学生さんに少しばかり笑みは戻った気がしたが,解決していないような気がする.

いろいろと限界もあるのだろうか・・

・・・・.


この午前中の相談でかなり疲れてしまって,肩も重くなった.


午後は久々のスケジュールミーティングで,アメリカの学会での出来事を話す.

聴講して感銘した様々な論文についても紹介した.

共同研究先の企業さんにも参考になることなので,文書にまとめて,整理することにした.


その後,学生さんたちと面談.

とにかく動かなければいけない.

司馬遼太郎の作品に「俄」というのがある.

その主人公の万吉はどつかれ屋から身を起こし,単純明快というのが行動原理である.

駈けるが,何のために駈けているのか分からない.

あまり意味も考えずにかけずりまわっている内に瓢箪から駒が出て,食っていっているというのである.

だから,先見の明があったり,その先見の明によって他人と違う道をひそひそと歩いたりする神経が,そのときばったりの万吉には分からないし,むしろ気味悪くさえもある.

そのぐらい行動主義であっても良い.

動く前にあれこれ考えて沈むのではなく,走りながら考えるのだ.

・・


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「技術相談」という仮面をかぶった「新人研修」

某大手企業の訪問があった.

7人という大人数だ.

技術相談ということである

大学側からすれば,外部資金を手に入れるまたとないチャンス

このようなお客様はホイホイと揉み手でお迎えするのである.


3日ほど前に

「撮影をしたい」,とか,「時間は3-4時間を希望します」

と言う内容が来た.

「3-4時間は技術相談の範疇を超えている」

と,丁寧にお断りすると,

「1時間でいいですからお願いします」

と嘆願される.

それで1時間ほど技術相談に乗って,そのあと,Billy先生に見学案内をしてもらうことにした.

来たメンバーはみんな若い.

2名ほどは年配者である.

上司と若手社員に見えなくはない.

若手はリクルートスーツを着ている.

技術相談に来るエンジニアの方々は作業着かラフなセミフォ-マルな方が多い.

ははーん,新人か?

と少し思う.


最初は現状の研究を社交辞令程度に聞いてきた.

あまり理解できない様子も感じる.

本当に技術相談なのか?

と思う.

その後,20年後の未来予測に関することが聞かれるようになった.

ここがメインのようである.

で,丁寧にお答えした.

が,1時間となったので切り上げさせていただいた.

それでもちょっと親切に話しすぎたかなとも思った.

その後,Billy先生の案内で実験室にの見学に行っていただいた.

居室に戻って作業をしていると,Billy先生から声をかけられる.

「写真を撮りたいそうです.」

それで集合写真を撮ることになった.

少し年配の方がシャッタを押している.

「あっ,学生に撮らせましょう.」

と声をかけると,

「いいえ,私たちは事務局ですので」

とおっしゃる.

人事か?

と言うことで完全に新人研修であるということが分かったのである.


うむ・・・


今年度は共同研究はもう一杯なので,受ける気はなかったが,少々馬鹿にされた気分でもある.

きっと大学の教員は暇だと思っているのであろう.

皆様もお気をつけください.

3-4時間も話をしなくて良かったと心底思った.


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影響

アメリカ企業の方々のプレゼンは素晴らしかった.

TEDを見ているようであった.

まず,スライドには字はほとんどない.

導入部分では特にそうである.

そして,ずいぶんと前に出てきて話をする.

他の学会でこれまで字ばかりのスライドを見てきた

これはアカデミックの特徴である.

特に,院生やドクターにこの傾向が強い.

まあ・・いまさら感もあるが・・

・・・


帰国後すぐに講演会.

TED講演の影響を受けて,時差ぼけていて眠くないので,スライドを全面改定.

この講演会は企業の方対象のものである.

学生が作ったスライドを使い回すのではあかんのだ.

#あたりまえや

また,学生にもわかりやすく作り直させる意識改革の必要性も感じたのだった.

講演は30分ほど

他の方々とは雰囲気の少し違うものになったが,まあよかろう.

・・・


講演後は技術懇談会.

ここで2社との技術相談を入れていた.

それらを終えて会場を回っていると,ある老人が声をかけてきた.

「私は末期がんを患っている」

という自己紹介だ.

自分はこの生まれ育った地域にお礼をしなければいけないと思っている.

それは単に企業に協力することではない.

自然に感謝すること

それを世の中に伝えること

とおっしゃる.


難しい.

私のような凡人にはそれを実現するにはどうすれば良いのかわからない.

しばらく考え込んでしまった.

・・・.


死を考えるとき,何が残せるか,

いやそもそも何か残さなければならないものなのか・・

吉田松陰の言葉が頭に浮かぶ・・・

死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし

生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし

                        吉田松陰
老人は具体的なことは何もおっしゃらずに去って行かれた.

最近,数時間先のことしか考える余裕がない.

もっと先を見つめ,その目標に沿った意味を持った行動をするよう心がけなければならない.

そして,その方向性は・・・

っていうかそもそも目標もぼんやりしていてはっきりしていないのだ.。。

・・

時差ぼけた頭はいつにもまして回転しない.

・・・



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cross様,いつもありがとうございます.学会会場には中国人はたくさんいました.カメラ撮影厳禁というのにヘーキでシャッターを切っていました.

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国際会議出張前夜

朝,ANAからチェックインが終了しましたというメールが届く.

海外出張で日本の会社を使うことはほとんどないので,そのサービスに驚いたものである.

モバイルチケットか.

出張報告で航空券の半券を出さなければいけないけど,これを印刷したもので良いんだろうかと思ったりする

が,とりあえずカウンタに行くことにしておこう.

#意味ないじゃん.

・・・.


また,新たなる企業から共同研究前提と思われる相談の依頼があった.

ありがたいことです.

共同研究はもう厳しいので,アドバイスにとどまるのかなと思いつつ,面談をセッティングし,お目にかからせていただくことにした.


それから出張明けの講演会と展示会の手配.

Billy先生は如何した!

彼は休暇で中国に遊びに行っており,ここのところはメールの反応はない.

まあ,休暇だから,責めることはできないけど,私ならすぐに応答するね.

それ以前に中国に遊びに行かないけど.

・・・.


大学執行部の皆様に説明の用件

本部会議室へ.

いつも大変疲れる.

でもこれを乗り越えないと進まないから頑張らないと.

報告書作成に結構時間がかかったが,要点のみの説明となる.

お忙しい方々だから仕方がない.


それから,出張明けの実験の手配.

これも来週だ.

つくばの研究所の方々とやりとり.

この実験はBilly先生が行ってくれるはずなのであった.

彼と連絡が取れないから,私の方で全て段取りを立てなければいけない.

実験内容とタイムスケジュールまでかなり詰めたから,学生に行ってもらう方がまだ有益かもしれないと思い始める.


その後しばらく国際会議準備委員会のやりとり.

秘書さんにだいぶん手伝ってもらっていて,助かっております.

感謝.


で,やっとこさ,出張のプレゼン資料確認.

講演時間が長いので,配分を考えないと.

うむ・・・.


で,ANCヘッドフォンやレジストの控えなどの印刷したものを鞄に詰め込んで帰宅.

もう機内でプレゼン準備をするのを前提としている.

学生にはあれだけ事前に準備させたのに・・・

なんてことだ・・・

・・・


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プロフィール

HN:
Gorgias
性別:
男性
職業:
自然科学者
趣味:
歴史
自己紹介:
ある地方大学にて教員をしています
自然科学者ですが,趣味は歴史です
とはいえ,趣味はほとんど封印
雑用以外は研究に没頭する日々です...

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