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教授ゴルギアス

地方大学教授のぼやき.なおこの物語は事実に基づくフィクションである.

世界に一つだけの花

お子さんが来年から幼稚園でそろそろ手が離れると皆藤さんからの年賀状にあった。

皆藤さんは4年前の秘書さんである。

今、来年度の講義に向けての教科書まとめを秘書さんに手伝ってもらっている。

が、今の秘書さんはBilly先生やピンキー教授の業務もお願いしているため、飽和状態に近い。

それで、週数回で良いので、お手伝いに来て頂けないか打診をしてみた。

皆藤さんはこれまでの秘書さんの中で、気遣い、仕事と一番できていた方である。

学生さんや外部の業者さんからも慕われていたほどだ。

S研のNさんをはじめ、熱烈なファンも多数である。

それで4年ぶりにお目にかかることに成った。

4年間専業主婦で仕事は全く忘れてしまった

と仰るが、このあたりの謙遜さも信用に値するのである。

それでお手伝いの可能性を検討して頂けることになった。

ランチでもご一緒にしながらお話ししたかったが、全く余裕がない。

初日に歓迎お食事会でも開けると良いな。

・・・・。


それで、今日は4年生の卒業研究発表会予稿の締め切り日。

平沢さん以外はすべて数回添削し、提出スタンバイの状況である。

平沢さんは一度も見せてもらっていない。

Billy先生も

もう知りませんよ。

と言っている。

・・・・。


それで締切前日の夕方にやっとメールで予稿が送られてきた。

他の学生より文章力がある。

もう少し研究に打ち込んでくれていたら良い研究者になれるのに・・・と残念な思いを抱きながら、薄い結果の原稿を添削する。

いくらこちらが道筋を立てても当の学生がそこを歩いてくれなければどうしようもない。

ましては、「興味がない」という表明までされてしまうと、追いかけてまで、研究に興味を向けようとするのはお節介な感じがする。

「興味がない」というのは何もやっていない証拠でもある。

手をつければどのようなテーマであっても誰しも自分なりの興味はわくからである。


自分の将来を決めるのは自分である。

最近の学生さんは、目の前の辛いことから目を背け、別に自分の”世界に一つだけの花”があるに違いないと自分探しの旅に出かけるという傾向が強い。

そして、辛いことになってしまったのは自分が原因であるのにもかかわらず、周りが悪いとはなから決めつけてしまっている感がある。

・・・・。

世界に一つだけの花は目の前にあることに全力に取り組むことによって得られるということを他の学生さんたちは分かっているのだ。

これまでの考えとは一線を画していることを最近このような学生に対峙する度に強く感じる。

辛いことよ。

・・・・・。


だが、なんとか4年生全員予稿は提出できた。

あとは卒業論文、発表会。もちろん、修士論文、公聴会も待ち構えている。

そういう状況にもかかわらず、今週は講演会に呼ばれ、学外の学位審査員も引き受けてしまった。

・・・・。


まあ、なんとかなるさ。

・・・・。


今週も頑張りましょう。

いつも応援ありがとうございます。

拍手、ありがとうございました。

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自然科学者
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歴史
自己紹介:
ある地方大学にて教員をしています
自然科学者ですが,趣味は歴史です
とはいえ,趣味はほとんど封印
雑用以外は研究に没頭する日々です...

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