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教授ゴルギアス

地方大学教授のぼやき.なおこの物語は事実に基づくフィクションである.

余韻

修論と卒論が終了してもまだまだ共同研究先への報告会や学会があるという話は書いた。

それでもこれらが終わることにより、卒業生は基本的には研究の推進を辞めて、後片付けに入るといった感じである。

今年の学生印象は

随分と頑固

という感じ。

まあ、頑固と言うより「ゆとり」特性の

自分勝手

ということか。

研究に関して、希望を述べて、頑固に自分がやりたいことを主張するのは良い。

しかし、それは結局言い放しで、文献調査もしなければ、努力もしない。

仕方なく、文献渡しても読まない。

ひどい学生になると、14時頃に来て、夕方バイトと言って帰っていく。

そんなことではいけないと説教するも効き目は翌日までで、また同じ状態に戻る。

・・・・・・。

かといって、こういう学生ほど、自分が悪いとは思っておらず、周りが悪いと思っている。

こういう学生を目覚めさすべく努力しているつもりであるが、結局は恨まれて終わりである。

毎年、何とかしなければと思うが、この繰り返しである。

社会に出て大丈夫なのだろうか。

バイトでうまく立ち回って、そこで必要とされているから大丈夫と思うかも知れない。

が、それが天から授かったかけがえのない尊い持ち味といえるのか?

真のその持ち味を探して、それを極限まで高めるように努力して、世の中に貢献していく。

それが立志であることは以前書いた

が、卒業するに至っても、自分の持ち味が分かっていない場合がある。

それを松陰先生のように根気よく学生さんに伝えていかなければいけない。

素直な学生さんはそれに耳を傾けてくれて自分の中で消化してくれる。

頑固な学生さんはそれを否定して永遠の自分探しの旅に旅立つのである。

・・・・。

以下は司馬遼太郎さんが1984年に高知の講演で予言したこと。
どうやって過ごせばわからなく,覚悟のない若者が多い.

自分がなにをするかの覚悟がないうちに世の中の方が動いていく.

これからの世の中はほんの少数の優れた人たちがつくりあげていく社会になるおそれがある.

何か一つの強いテーマで生きて欲しい.

おまえたちは大きくなると大変な時代を迎えることになるぞ.

俺たちは俺たちなりの不幸があったけれど,おまえたちは俺たちが経験しなかった苦労をするだろう.

そういう時代におまえたちは生きていく.

精魂込めて自分を建設しろ.

ビルを建設するように自分を建設する以外に生きていく道はない。

                      司馬遼太郎「土佐人の明晰さ」
司馬さんもまさに若者に立志を薦めているのである。


残された時間、今となっては遅い感もあるが、学生さんが耳を傾けてくれるか。

・・・・・。

このまま社会の荒波に追放するのはあまりにも不安。

・・・・・。




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職業:
自然科学者
趣味:
歴史
自己紹介:
ある地方大学にて教員をしています
自然科学者ですが,趣味は歴史です
とはいえ,趣味はほとんど封印
雑用以外は研究に没頭する日々です...

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