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教授ゴルギアス

地方大学教授のぼやき

「礼記」曲礼上篇


(収穫後の庭のサクランボの木)


連休もそろそろ終了。

ということで、気を引き締める「小学」からの引用。

曲礼に曰く、敬せざることなかれ。

厳若として思い、辞を安定し、民を安んぜんかな。

傲は長ずべからず。

欲は従にすべからず。

志は満たすべからず。

楽しみは極むべからず。

賢者は狎れて而も之を愛し、愛して而も其の悪を知り、憎みて而も其の善を知り、積みて而も能く散じ、安きに安んじで而も能く遷る。

財に臨みて苟得するなかれ。
難に臨んで苟免するなかれ。

狠うて勝を求むるなかれ。
分ちて多を求むるなかれ。

疑わしき事は質むなかれ。

直くして而して有するなかれと。 

(「礼記」曲礼上篇)


曲礼篇にいう、すべてに敬しみの心を持続せよ。

厳かに思い、落ち着いてはっきりと意志表示をし、万民を安んじたいものである。

人の上に立つ者は、傲慢な心を増長させてはならない。

欲望を欲しいままに遂げてはならない。

いかなる欲望もとことんまで満足させてはならない。

楽しみも究極まで追求してはならない。

賢者は親近しても敬の心を失わず、畏敬しても愛情を忘れず、愛する者にも悪を認め、憎む者にも美点を認める。

財貨を蓄積してもよく人に散じ、安穏な境遇に安んじていても、いつでも変化に即応できねばならない。

財貨に対しては無原則にむさぼってはならない。

危難に遇ってもむやみに逃避してはならない。

争いごとにも強引に勝つことばかり求めてはならない。

物を分配するに当たっては、自分だけ多く取ってはいけない。

疑わしいことは安易に断定してはいけない。

人と事を論ずるに、率直に意見を述べるのはいいが、しいて自説に拘泥してはいけない。
安岡正篤, 「人物を作る」~小学~ pp. 213-214

#昔の中国人は偉かったんだなあー。

研究室長としての立場からでは・・

スタッフや学生さん達には感謝の気持ちを持続する。

世の中を読み取って、厳かに研究方針を明確に示し、彼らを安心させたいものである。

傲慢さや欲望を捨て、敬いと愛情を持って、素晴らしい学生さんにも悪を認め、Billy先生や栗林先生の中からも実点を認めなければいけない。

傲慢に陥らず、科研費が落ちないように変化に即応できなければいけない。

かといって無原則に研究競争に乗り出すことなく、そこから逃げるのもダメだ。

さらには勝つことばかりを求めるのもいけない。

研究分担者にも十分手当をする。

怪しいことも安易に断定せず、丁寧に議論し調べてゆく。

学会や学生さんとの議論でも、良い意見には自説に拘らず素直に耳を傾ける。


心機一転、そろそろ連休モードも終わり。

土日も今週は仕事や。


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ある地方大学にて教員をしています
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