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教授ゴルギアス

地方大学教授のぼやき.なおこの物語は事実に基づくフィクションである.

人はなぜ勉強するのか

人はなぜ勉強するのか 千秋の人 吉田松陰
 


を読んだ。

注文から配送まで1週間かかったが、読むのは1日もかからなかった。

著者の岩橋文吉先生はQ大の先生だったらしく、所々で先生と学生の交わりの話について出てくるのもおもしろく、そして感動した。

学生が不意に尋ねてきて
すでに1年卒業を延期しているがこのまま卒業して社会に出る自信がない。

もう1年卒業を延期したいが親が反対するので相談に来た。
と言う場面である。

先生はいろいろと学生と夜更けまで話をされるのであるが、あまり効果がなく、門までおくってあげることになる。

学生さんは自転車で来ていてライトが10メートル先を照らしている。

そこで先生は仰る
君の自転車のライトはわずか10メートルほどしか届かないね。

その向こうには無限の闇が広がっているのに君は何の不安もなく9キロ先(自宅)まで行こうとしている。

どうして不安なく自信たっぷりに出かけられるのか。

先ほどの話では目の前の真っ暗闇では前に進めないと言ったではないか。

学生さんは黙ってライトの光を見つめている。
そうだよ君、君が自転車をこいで前進するからだよ。

前進すればライトの10メートルが先へ先へと進んでいって、9キロ先まで到達するのだよ。
先生は人生も同様だと仰る。

限られた知識や経験が照らし出す道は少しだけど、勇気を持って前進していけば、次々と行く手が照らし出されていくと言うことである。

そして、
人生の闇に向かって出発だ。

ただし自転車をこぐのをやめてはならないぞ。
と言って学生さんを送り出される。

この自転車をこぐ底力が必要なのであるが、そこで修身という話がでてくるわけだ。

自分にはかけがえのない持ち味があるという信念から来るのである。

このへんをわかりやすく松陰先生の話や天野清三郎(この話もいい)というできの悪い松陰の門弟の話から説明していく。

いい本と出会った。


読了後、就活対策とか指導とかがうわべだけのくだらない装飾に思えて、もっと勉強の目的の指針をはっきりと自分自身の身をもって示さなければいけないなと思ったりするのであった。

つまり自分の持ち味がどう世の中に役に立つかと言うことである。

そしてどのように自分の持ち味を発見するのか。

そのあたりである。

そこがなければそれらの指導も空虚である。

・・・。


うわべだけじゃいかんぞ!

本質を教育せよ!


と松陰先生だけではなく、岩橋文吉先生からも叱られた気がした。

・・・・。



いつも読んで頂きありがとうございます.


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ある地方大学にて教員をしています
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とはいえ,趣味はほとんど封印
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