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教授ゴルギアス

地方大学教授のぼやき.なおこの物語は事実に基づくフィクションである.

怠け者への処方

G研究室には毎年困ったことに怠け者が発生する.

これも私に徳がないからである.

朝のプチ英語ゼミを4年生対象に行っているのは,その怠け者達に影響されないように,朝早くから来てもらうのだ.

遅くに出てくる怠け者はその気恥ずかしさから態度を改めると思っていたが,そんなことはない.

これが内村鑑三先生の生きた時代との違いでもある.

それで,怠け者達を注意しても,正されるのは1,2日.

効果は少ない.

・・・.


で,もっとやっかいな怠け者が居て,彼は朝早くに大学に出てくる.

このことは賞賛できる.

が,昼前まで机で寝ているのだ.

起きているときはネット動画を見ているか,ゲームをしているかする.

注意するとふてくされて,帰ってしまう.

彼はお父さんに近くまで毎日送ってもらっており,それでしかたなく早くに来ているだけなのかもしれない.

こういう甘やかされたものは周りが見えず,自分を甘やかさない大人はすべて悪である.


内村鑑三「代表的日本人」
の中に解決策はないか.

二宮尊徳の部分に回答に近いものがある.
不誠実でふまじめな人間は相手にされませんでした。

そのような人間は「天」にも天理にも反しているからです。

いかに尊徳の力を用い、いかなる他の人の力をもってしても、その陥っている不幸や堕落から救い出すことはできません。

その人たちに対しては、まず「天地の理」と和合させます。

そのあと人間による必要不可欠の援助なら、なんでも提供されました。

「キュウリを植えればキュウリとは別のものが収穫できると思うな。人は自分の植えたものを収穫するのである」

「誠実にして、初めて禍を福に変えることができる。術策は役に立たない。」

「一人の心は、大宇宙にあっては、小さい存在に過ぎない。しかし、その人が誠実であれば、天地も動かしうる」

「なすべきことは、結果を問わずなされなければならない」

これらのことを述べたり、またこれに類する多くの教訓によって、尊徳は、自分のもとに指導と救済とを求めて訪れる多数の苦しむ人々を助けました。
内村鑑三 「代表的日本人」 pp.100
・・・・.


誠実さがなければ救済も困難なのである.

もちろんこちらにも誠実さが必要だが,二宮先生にも無理なものは私にも無理である.

・・・.


いつも応援ありがとうございます.

コメントさん,ご指摘の通り,ただの人です.なんとか徳を積まなければいけませんね.ただ,あなたも”ただの人以前”という自覚には甘んじないでください.
無学のサムライは,ただの品物だ,奴隷だ.

おまえは奴隷に甘んじるのか.

            内村鑑三 「代表的日本人」 pp.118
拍手,ありがとうございました.

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この記事へのコメント

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無題

本人自身が気づかなければ、どうしようもないです。気づけるのであればまだ救いようがありますが。こういうのには、いくら言っても逆恨みされるだけなので、言うだけ無理です。本来卒業させるべきではないですが、適当に出て行ってもらうのが現実でしょうか。当然、就職の斡旋なんかは無理でしょうね笑。もし就職時期に泣きついてこられても手遅れですね。
  • from とおりすがり :
  • 2016/01/31 (21:03) :
  • Edit :
  • Res

Re:無題

年々大変になっていきます.どうしたことでしょう・・・.
  • from Gorgias :
  • 2016/02/01 (23:33)

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職業:
自然科学者
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歴史
自己紹介:
ある地方大学にて教員をしています
自然科学者ですが,趣味は歴史です
とはいえ,趣味はほとんど封印
雑用以外は研究に没頭する日々です...

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