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教授ゴルギアス

地方大学教授のぼやき.なおこの物語は事実に基づくフィクションである.

3.11のこと

今日は3.11.

私は羽田空港で地震に遭遇した.

今日は2年前に掲載しました自衛官の方のお話を再掲いたしたいと思います.



道場に遅れて到着すると今日は特別ゲストで自衛官のNさんがやってきていた。


Nさんは震災復興である小学校の復興に当たられたという。

そのときの体験を少年剣士たちに語りに来てくださったのである。

その前の稽古も自衛官らしい鋭いものだった。

DSC_0479.jpg


Nさんの話は小学生たちの悲しい話からスタートした。

地震後、高台に逃げようと一列になって歩いている小学生に正面から津波が襲ったと言うことである。

自分が死ぬということを思う暇なく死んでいってしまわれている様子だったという。

Nさんたちがご遺体を見つけると一緒に探しておられるご遺族がいらっしゃって、泣き崩れるのかと思えば、深々と頭を下げてお礼を言われるのだという。


やっとこれで家につれて帰れますと。


私は不覚にも涙を流してしまった。


自衛官の方々も自分のお子さんと同じぐらいの子供の遺体が見つかるたびつらくて仕方がなかったという。

そういう極限状態の中で何ヶ月もテントにとどまって作業をされたのである。

さらには、自衛官の方々はもう使われることはないであろう小学校の校舎にたまった土砂を手作業で出されて、その後、ぞうきんがけまでされ、ピカピカにされたそうである。

そして教科書なども、一冊一冊、泥をきれいに拭き取られたという。

何気なく話される胴着を着たNさん、自衛官の皆さん、日本はこの方々に支えられている。


自衛官の皆さんが滞在してしばらくして,被災者の方々が「これを食べてください」とものをくださったり、小学生がお礼のお手紙をくれたりするという。

自分たちのことで精一杯であるはずなのに、被災者の方々は礼儀を忘れない方々でもあるのだ。


Jrはぼやっとした顔で聞いていたが、


「学校で普通に勉強してご飯を食べて、稽古をする。

これは当たり前なことではないんだよ。

これが幸せなんだよ。」


というNさんの言葉に、はっとした表情に変わった。


Nさんが数ヶ月ぶりに自宅に帰られたとき、陶器の茶碗でご飯を食べるという当たり前のことにえらく感動されたという。

救援活動中はプラスチックの食器だったのである.


ご苦労様でした。


みんな心から拍手をした。


もう2年もたつのに被災地の現状はまだまだのようです.


震災でなくなられた多くの方々のご冥福をお祈りするとともに、1日も早い被災地の復興、普通の生活を取り戻されることを願ってやみません。




いつも読んでいただき,有り難うございます.


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